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定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記

二十歳頃に計画しながら実現には至らなかった海外暮らしの夢を、長い会社員生活を終えた後ついに実行に移しました。行先は、本場の英語をもう一度学び直したかったこと、勉強以外にも滞在生活を楽しめる要素に満ちあふれていることなどからロンドンを選び、2009年4月23日から2010年3月25日までほぼ11ヵ月間滞在しました。従ってこの日記はちょうど2年前の出来事をあたかも現在進行形のように書いているものです。

2009年4月30日(木) デジカメ用バッテリーを買う

6時30分起床。いつも通りの朝食後、家の真前のバスストップを7時47分に出る390番のバスで8時19分にOld Cavendish Street(オールドキャベンディシュストリート)到着。一駅先のOxford Circusまで乗ると少し戻らないといけないので、Wells Street校舎の日はここで降りる。
授業は8時45分スタートなので皆が揃うのはもう少し後のことであり、このところ教室に着くのはだいたい一番目か二番目である。早く着くと、たまに机と椅子のレイアウトが前日の最後に使われたままの状態になっているのを、朝の授業用にコの字型に戻すという思わぬ労働が必要になることはあるものの、できるだけ時間に余裕を持って行動することは精神的にも良いと信じている。

朝のGeneral Englishの授業で使っている"Innovations"という教科書はNatural Englishを学ぶ目的で日常遭遇する話題を20のUnits(単元)に分けており、今日Unit 1のTalking about peopleからUnit 2 Friends and Relativesに入った。この他に講師がその都度持って来るコピーの資料も併用する。この教科書の例文には英国のカルチャーや近代史のエピソード等が巧みに使われており、なかなか盛りだくさんな内容である。当初は隣席のクラスメートに見せてもらっていたが、一昨日午前中に本屋が大学まで出張販売に来たので18.5ポンド(約2,700円)で購入した。

木曜日と金曜日は午後の授業がないのでほっとする。午後はEFL Cultural Programmeのパンフレットをもらいに今週月曜日にオリエンテーションを担当したCHARLIEに会いに行くことにした。
International officeはCavendish校舎内にあるので、まずB1のカフェテリアで3.5ポンド(約500円)の日替わりランチ。ただし水は別(Wells Street以外の校舎にはそれぞれカフェテリアがあるのだが、価格は微妙に異なる)。
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食後、Officeに行くとCHARIEはWells校舎に行っているとのこと。何だ、入れ違いになってしまった。
ということで、今日はあきらめて午後はCavendish LibraryのPCを使ってTransport for London(TFL)のウェブサイトからOyster Photo Cardを申し込む。これは学割用のOyster Cardで通常料金よりも3割くらい安くなるためロンドンでの学生生活に必需品の一つである。しかしこのカードは駅では直接購入できず、Application Formに指定条件に合った写真データを添付して送信すると2、3週間で自宅に送られて来ることになっている。学生であることの証明は学生ID番号を知らせることでTFL側が大学に照会する仕組みのようである。

その後、自分の滞在日記を書くためにFC2のブログサービスについても閲覧して、18時頃退出。

ロンドンに着いて間もないと言うのに、日本から持って来たデジカメ(FUJIFILM製)のバッテリーがフル充電してもあまり長く持たなくなって来たので、予備にもう一つ買おうと思った。日本ではこういった場合Amazonなどで買うか、ビックカメラやヨドバシカメラ(京都だとかつては京都の秋葉原!と言われた寺町通にタニヤマムセンが健在である)のような家電量販店で買うのが普通であろう。
しかしロンドンの中心部ではそのような大規模店が見当たらない。代わりに携帯を買ったTottenham Court Road近辺に家電店、PC専門店が集中しているので、そのうちの一軒に行ってみた。NIKON、CANON、SONY等と違って取り扱っているのかどうか心配したが、運良く最初の店に在庫があった。しかし、価格が思った以上に高く34.99ポンド(約5,000円)と日本の1.5倍くらいする。郊外に行けば量販店があるのかも知れないが、今回は急ぐので致し方なく1個購入した。衣類、日用品、食品、文具と並んで電気製品やカメラ用品についてもどこで買えば良いか調べておくべきであった。

オックスフォードストリートに出るとおなじみの黒いタクシーが数台連なって走っている。反対側にはこれもおなじみの赤いバス(ロンドンバスはすべて二階建てばかりではない)。

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バスに乗ろうかと思っていると、Southern Indian Vege Thali(南インド式ヴェジタリアンターリ)という看板が目に留まったので、そのSAGARというレストランで夕食。

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ヴェジタリアン専門店なので、当然肉系のメニューはなく量は多めだが味は概ね淡白であった。Thaliとは一皿に複数のカレーや料理を盛り合わせて出て来るインド料理の典型的スタイル。16.05ポンド(約2,300円)

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20時過ぎ帰宅。23時就寝。

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  1. 2011/04/30(土) 17:27:42|
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2009年4月29日(水) ランチタイム・トークス

6時30分起床。最初の戸惑いを脱して、少しずつ毎日のペースができて来たように感じる。決して努力してというわけではないが、かなり規則正しい生活ができている。バタートースト2枚とミルクティー3杯、日によってヨーグルト、フルーツ、チーズも、それに毎日の報告を兼ねた会話をしながらの朝食。バスで2階の最前列(空いていれば)に座って通学。午前3時間(月~金)と午後2時間(月~水)の授業。学内のカフェテリアでクラスメート達とのランチ。ライブラリーのPCでメールチェック。夕食は帰途いろんなところで外食。

<今日の学食ランチ>
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午前の"General English"の授業はイギリス英語表現についての新発見も多くとても楽しんでいる。しかし、午後の"Work Placement Skills"の方はまだ就職前の学生には良いが、実務経験があるものにとっては、ちょっと基礎的過ぎるのでは?と思われるところも・・・

テーマは電話を受けた時の伝言メモの書き方、電話の掛け方の実践、さまざまなシチュエーションでのビジネスレターの書き方、などである。まあ偉そうに多少は実務経験があると言ってもほとんど日本語でやって来たのであるから、英語だとこの場合はこう言う、と再確認の機会だと捉えれば良いのだろうが・・・
そのうちに、CV(履歴書)の書き方などもやる予定のようなので、無駄ではない(と思う)。

ところで、4月17日の正規のオリエンテーションに遅れてしまったために知らなかったことがあった。"EFL Cultural Programme"という(英語を母国語としない)外国人学生向けのレクチャー、ウォーキングツアーなどが用意されているようなのだ(交通費実費以外は原則無料)。そういえば初めて登校した日に誘われるままに参加したランチタイムの英詩の講義もその一環だったようだ。

27日の短縮オリエンテーションでは何故か予定表はおろか口頭での説明さえなかった。クラスメートに見せてもらったパンフレットによれば、水曜日は二つの世界大戦についての連続講義があるらしい。今日は水曜日なので行ってみることにした。講義は13時に始まるので、ランチ後すぐに4階(日本式では5階)の教室へ移動。それほど大きな教室ではないが30名近くが詰めかけていて息苦しいのと、講師の言葉がしばしば難しい(内容というより話し方に少しくせがあるせい?)。

実は今日が第2回で、来週が最終回!でもその後別のテーマで続くみたいなのでできるだけ継続参加したい。それにしても食後すぐの時間帯に加えて人いきれのためかなり暑くなる室内ではものすごく眠気を誘われるものだと改めて確認する始末・・・。まあ、でもコピー資料もくれるし、時間を惜しんで英語学習をする学生達にはとても好評のようだ。

そんなわけで、今日は正味6時間も英語浸けだったことになる。明日は木曜なので午後の授業はなし。しかも次の月曜は休日らしい。

午後の授業後、Cavendish校舎のライブラリーのPCから日本の知人数名にメール(退職後の近況報告)を送信。渡英のことは知らせてなかったので驚くだろうなあ。

通りに出ると、ジャギュアーのオールドモデルが駐車していた。こんなのがごく普通に見られるところが凄いと思う。まあ、元々英国生まれの車なので当たり前と言えば当たり前かも知れないが・・・

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夕食は今お気に入りのキングスクロス駅前のCHOP CHOPにて焼そば、スープ、ソフトドリンクで6.2ポンド(約900円)。

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20時30分帰宅。23時30分就寝。
  1. 2011/04/29(金) 16:28:07|
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2009年4月28日(火) 携帯電話を買う

6時30分起床。朝食に降りて行くと見慣れぬ若い女性が一人いた。やはりここにホームステイしているマリアというコロンビアから来ている学生であった。数カ月前からここにいるそうだが、しばらくどこかに旅行していたのでいなかったのだ。南米人と言っても皆が陽気なわけでもないようで、とにかくシャイな感じで口数も少なく会話は弾まない。食事を終えたらさっさと出て行った。私の方はホストマザーが朝食のトーストを焼いたりティーを入れてくれるので、食べながら昨日の出来事や今日の予定についてしばらくおしゃべりするのが日課になっている。

今日は390番のバスで登校。家の前から乗り換えなしでゆっくり座って行けるので便利。Oxford Circusまでの所要時間は約30分。
午前中は昨日と同じGeneral Englishの授業を受けるが、今日の教室はRegent Street(リージェントストリート)の本部校舎で、講師は火・水がKATHYである。

さて、これから来春までロンドンに住むにあたって取りあえずやることが二つある。
一つは携帯電話を手に入れること。もう一つは銀行口座を開くことである。今日はまず携帯を買うことにした。日本から持って来ているauは海外でも使えるが、送受信がすべて日本経由となるのでこちらで日常使用するのは現実的でない。とは言え、どこで買えば良いのか見当もつかないので、まずランチ時にクラスメートから情報収集。初登校時に声をかけてもらったTAKASHIに使っている携帯をどこで入手したか尋ねてみる。彼は大阪府下在住で京都の大学に通っているそうだが、初対面時からとても親切にわからないことを何でも教えてくれる。聞けば昨年にも2、3ヵ月の短期間この大学に留学したことがあるらしく、やはり1年間いないと英語が身に付かないと考え、再び来ているそうである。そんなわけで今月から初めて参加したほとんどの学生に比べて大学内のことやロンドン生活について何でも良く知っているし、その知識を惜しみなく率先して教えてくれるので誰からも好かれて頼りにされている。来春卒業予定で就職先もほぼ決まっているようである。

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こちらでメジャーな携帯サービス会社はOrange、T-mobile、Threeなどであるが、TAKASHIはTalk-mobileというのを使っているそうである。Tottenham Court Road駅近くに各社の販売店が集中しているので、見比べて決めれば良いと言う助言であった。

今日から午後もBusiness English ("Work Placement Skills")の授業があるので、16時にそれが終わってから教えられた地域を歩いてみると確かにいっぱい携帯ショップがある。見比べて、と言っても最初にどこに入れば良いかもわからない。全然客がいないところも何か不安だが、客が多すぎて長い行列ができているところも良くない。

交差点の北西角に少し大きめのショップCarphone Warehouseというのが目立っているのでそこへ入ってみた。ここはメーカー直営のショップではなく各社製品を取り扱っている販売代理店のようである。

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最初に聞かれた意味がわからないので、それは無視してTalk-mobileをくれと言うと、店員が携帯電話と言うよりも何か薄くて小さなパッケージを持って来た。不思議に思いながらもじっと見ていると中から説明書とカードを取り出し、20ポンドだと言う。改めて携帯電話が欲しいと言うと、また何か聞かれたようだがまだよく飲み込めない。わからないままに同じ言葉を繰り返していると、ようやく意図が通じたようで、やっと携帯本体を持って来てくれた。
黒のSony Ericssonのものである。初めにわからなかった言葉はどうもトップアップ?と言ったようだ。次第にわかって来たのであるが、こちらの携帯は毎月銀行口座から利用料金を引き落とす月払制か、一定額を払ってチャージしておき残高がなくなりそうになるとまた一定額をチャージするという方式がある。日本でもプリペイドというのがあるからそれと同じことかな。結局店や機種を見比べるどころか、いきなり決まってしまった。本体4.95ポンドプラスSIMM代20ポンドで合計24.95ポンド(約3,700円)。それにしてもそもそもこの国の携帯サービスの仕組み自体がまったくわかっていないので、入手に際していろいろ質問されても答が見つからない。まあ無事に入手はできたのだから良しとするか!

安心したら空腹を感じたのでOxford Circus近くのPing Pongという飲茶レストランで食事。メニューの種類が多くて迷うが料理3品とスープで計17.52ポンド(約2,600円)。

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帰りも390番のバスで20時30分帰宅。シャワーを浴び、携帯をいろいろといじり回し23時30分就寝。
  1. 2011/04/28(木) 16:27:46|
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2009年4月27日(月) 今日は実質スタートの日

6時30分起床。朝食の後、8時5分に外出し、Tufnell Park駅で7日間有効のOyster Card(オイスターカード)を購入。正確に言えばオイスターカード<これは物体>を購入して、そこに7日間有効のTravel Card<これはデータ>を入れた。25.8ポンド(約3,800円)。終日使用できるOne Day Travel Cardは7.2ポンドなので、3日余で元が取れるというわけである。ちなみにOyster CardはSuicaやICOCAと同じタッチ式乗車券カードである。

8時40分にWells Street(ウェルズストリート)の310号教室に到着。教室番号の最初の3は3階を表すが日本式の数え方では4階のことなので、階段を歩いて登ると結構たいへんである。
ほどなく授業が始まるが、月曜と木曜の午前クラスの講師はVICKY。一人一人に週末の出来事を質問したりして、授業の導入への雰囲気作りをしている。月曜朝一番に休みモードから学習モードへの切り替えをうまく図っている感じ。

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授業はテキストを使用したり講師が持参するコピーのプリントを使用したりしながら、英語表現や単語を学んで行く。テキストはまだ持っていないので、今日も隣の生徒に見せてもらう。講師が言っていることはそれほど難しくはないが、英語の日常表現や話し言葉独特の単語など知らないことがたくさん出て来る。午前の授業は途中30分弱の休憩を一度挟んで、正午まで。

今日はビザの遅れのために4月17日のオリエンテーションに参加できなかった生徒を集めて臨時オリエンテーションがある。12時30分にCavendish Street(キャベンディッシュストリート)の大学の校舎内にあるインターナショナルオフィスに行くと他にAKOとMITSUと言う日本人学生が来ていた。
CHARLIEから書類一色を受け取り、一通り説明を受けた。本来は1日かけて行うオリエンテーションを1時間半で終了。今日は初めて午前の授業をフルに受けたばかりで、聞いていてもときどき極端に集中力が落ちる。説明するCHARLIEも短い時間で全部話さないといけないためつい早口になる。ということで、わかったところとあまり良くわからなかったところを残したまま短縮オリエンテーション終了。必要事項はすべて渡された資料に書いてあるようなので、後で読み直してわからなければ聞けばいいか、という開き直り気分である。

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この建物にもカフェテリア("The Hive"と言う)があったので、遅いランチをとる。ミネラル水を加えて4.7ポンド(約700円)。
ついでに持参した自分のPCから大学のウェブサイトにアクセスし、メールアドレスの登録とプロファイルの修正を行う。現代の大学では、学生向け通知や授業のお知らせなどすべてウェブサイト経由で発信されるので、毎日見ることが必須である。

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朝は晴れていたが午後から小雨になった中、Oxford Streetでしばし買物。John Lewisで着替類、Bordersで旅行雑誌、 Rymanでノートとファイル、Julian Gravesでナッツを購入。地下鉄に乗り、途中のCamden Town(カムデンタウン)で下車。ここはなかなか賑やかそうなので、気軽に食べるところを探せると思ったから。

果たして、駅からほんの30秒のところにあるSuper Bowlというアジア料理店で安くて美味しい中華を食べることができた。焼そば、揚げ豆腐の煮物、それに中国茶で10ポンド(約1,500円)きっかり。美味しいと言うのはあくまで今日注文した料理だけからの主観であるが、店名の看板にはVietnamese, Chinese & Japanese, と書いてあるので、今後いろいろとバラエティが楽しめるかも知れない、と満足。

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今日の授業は思ったより実践的で面白かったし、クラスもそれなりにまとまっているようだし、これからはこんな感じの毎日が続くのだろうか? 23時就寝。
  1. 2011/04/27(水) 14:54:58|
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2009年4月26日(日) 今日も出歩く

6時55分起床。昨日購入したCDから曲をPCに移す。朝食に降りていったら昨日まで一度も姿が見えなかったこの家のご主人がおられたので初対面の挨拶をする。

会社を退職して時間ができたので来たのだ、と自己紹介したら"Lucky man!"と返された。やはりこちらでは永年働いた後リタイアすることは本当にめでたいことに他ならないのだ。
彼自身は自営業で電気系統の補修を請け負う仕事をしているため数日単位であちこちへ出張することが多いらしい。仕事と仕事の合間に休みを取るということなので在宅は不定期。家の前に自分の車(LAND ROVER)を駐車しているが、これはもちろん許可がいるらしい。ロンドンでは駐車違反の取り締まりはかなり厳しいようであるが、住宅地は許可を受けた路上駐車車両でまるまる1車線ふさがれていることも珍しくない。

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390番のバスでオックスフォードサーカスまで行って、月曜日のクラスのある建物の場所を確認後、Regent Park(リージェントパーク)に向かう。今日は快晴でパーク内は散歩する人やスポーツに興じる人も多く、なかなかのどかな日曜日という感じ。

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昼食は パーク内にあるTHE HONEST SAUSAGEという名のレストランでマッシュポテト添えのソーセージを食べる。これはイギリスの定番メニューの一つだそうだが残念ながらあまり美味しいとは思えなかった。ドイツのソーセージはいつどこで食べてもほとんど例外なく美味しかったが、イギリスのは概ねグニャーっとした感じで今イチである。ジュースと合わせて6.2ポンド(900円強)だった。

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リージェントパークでのんびり4時間ほど過ごした後、バスでHigh Street Kensington(ハイストリートケンジントン)へ。元Led ZeppelinのギタリストJimmy Pageの豪邸を見に行く。まるでお城のような家!
この近辺でときどき本人を見かけることがあるそうだが、今日は会えなかった(^^)。

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バスでピカデリーサーカスまで戻り、SPICE BAZAAR(スパイスバザール)というインドレストランで夕食。3品と飲み物で25ポンド(約3,700円)。明らかに食費をかけ過ぎ気味・・・。

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いよいよ明日から本格的な1週間が始まる。23時就寝。





  1. 2011/04/26(火) 11:50:03|
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2009年4月25日(土) 初週末の過ごし方

6時40分起床。小雨模様。昨日と同じメニューの朝食を済ませ、9時頃出かける。近辺を歩いてみるが、個人経営の商店やパブ以外大きなスーパー等は見あたらない。

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地下鉄の駅とは逆の方向に歩いて行くと後ろからバスが来たので、ちょうど通りかかったバス停から乗車。それは390番のバスで行先表示がNotthing Hill Gate(ノッティングヒルゲイト)。途中で大きなターミナル駅が見えたので、近くの乗客に聞いてみるとKings Cross(キングスクロス)駅だとのこと。

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バスは駅の手前で少し迂回するようなコースを取ってキングスクロス駅前、さらにTottenham Court Road(トッテナムコートロード)を経てOxford Circus(オックスフォードサーカス)も通り過ぎ、Hyde Park(ハイドパーク)をしばらく横に見ながら、とうとう終点のNotthing Hill Gateへ。

ここで降りると、そこは数年前に来たことがあるPortbello Market(ポートベロマーケット)の入口だった。左右に立ち並ぶアンティークや日用雑貨の店を覗きながらどんどん歩いて行くとやがて食料品店が並ぶ地域にやってくる。

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ハニーローステッドカシューナッツを売っていたので購入(1ポンド)。こういうのに目がない。さらに衣類の店が並ぶ地域を通り過ぎるともうマーケットは終わりとなり、Ladbroke Grove(ラドブロークグローブ)駅に着く。

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One Day Travel Card(ワンデートラベルカード)を買って(休日は5.6ポンド=800円強)、地下鉄でOxford Circusへ戻る。昨日教えてもらったばかりのJohn Lewis(ジョンルイス)へ入ってみる。そう言えばMJQのピアニストと同じ名前だけど何か関係あるのかな?いやないだろうな・・・

もう午後になっていたので最上階である5階(日本式に言うと6階)のカフェテリアで昼食。ラザニア、サラダそれにオレンジジュースで18.05ポンド(約2,700円)。その後Ground Floor(日本式だと1階)に戻りパジャマの下を見つける(本当のパジャマではなくジャージのズボンのようなもの)。これは38ポンド(約5,700円)。思ったより高いが、あまり探しまわる余裕もないので買う。

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晴れてくるとともに公園内の散歩も良いかと思い、ハイドパークへ。ここでスリッパを買い忘れたことに気づき、再度ジョンルイスへ。スリッパって英語かなあ?少し言い方を変えて、部屋で履く靴を探している?と聞くと、"Ah, slippers?"との答え。やはり英語なのかと一安心。これはパジャマよりだいぶ安くて7.25ポンド(1,000円ちょっと)。
これで今日予定した買物は終了し、BORDERSに行ってCDを見る。今日はクラシックの格安CD4枚を計25ポンドで買う(約3,750円)。

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さらにCovent Garden(コベントガーデン)まで足を伸ばし、そのあたりでもう夕方になったため、Cafe de Hong Kongという店で野菜入焼そばとアイスコーヒー(メニューにはcold coffeeと書いてあった)で夕食。合計10ポンド(1,500円)

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帰る前にミネラル水を1本買って20時20分帰宅。
スーツケースの中身を全部出して持って来なかったもの、買う必要のあるものを再チェック。
洗濯物については部屋の外の階段の降り口においてある大型バスケット(ホストマザーは"bin"と呼んでいた)に入れておけばまとめて洗濯してくれる仕組み。乾いたら外出中に部屋のベッドの上に置いてくれる。ワイシャツ類はアイロンもかかっている。洗濯は毎日ではなく天候次第で週に2、3回なのでバスタオルなどは言えば代わりを貸してもらえる。

京都の留守宅から携帯メールが来て、年金関係の書類に何か不備があったらしい。でも何をどうして良いかもう一つよくわからない。追加の書類を送らないといけないらしいが、約9,500kmも離れていては何もできないので、任せるしかない。
携帯メールはどこにいても使えるものの、PCメールの方は大学内かフリーWiFi環境のコーヒーショップなどでしか使えず、夜などステイ先では送受信ができなくて困る。22時30分就寝。
  1. 2011/04/25(月) 14:11:51|
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2009年4月24日(金) 初登校

長い長い旅から一夜明けてロンドンの朝が来た。昨夜着いた時は既に夜だったので、家の周辺の様子もよくわからなかったのだが、とにかく静かである。23時にベッドについてから朝6時まで熟睡し、小鳥の鳴き声とともに起きる。いや、起きようと思った時に頭の中で軽快な音楽が響いている。

誰が歌っているのかは何しろ15歳の頃から聞き続けているのですぐにわかったのだが、曲名を一瞬考えた。が、考えるより前に歌詞の方が自然に口をついて出た。それは"We can work it out!"であった。
ビートルズファンなら誰でも知っていると思われる名曲の一つであるが、今までビートルズソングの中で格別な思い入れがあった曲ではないのに、他でもないこれが自然に出て来たことにちょっとびっくりした。まさに今の気持ちにぴったりではないか("きっとうまくやれるさ")。
まるで作り話みたいだが、以上は紛れもない真実の経験、まるで頭の中にジュークボックス(若者にはわからないかな)があるみたい!

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さて、昨夜はまだスーツケースをそのままにしていたので、まず着替えやその他の持ち物を部屋据え付けの家具にとりあえず収納した。あまり時間的余裕がないので朝食を済ませて出発。

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出かける前に教えてもらったところ、地下鉄の最寄り駅まで道なりに歩いて5分くらい、ということなので周辺の写真を撮りながら駅へ向かう。

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長屋のように同じ形の家が何軒か連なったテラスハウスが並ぶ、なかなか落ち着いた感じの地区のようである。
地下鉄のTufnell Park(タフネルパーク)駅はノーザンラインのゾーン2にあって、ウェストミンスター大学のあるOxford Circus(オックスフォードサーカス)へはTottenham Court Road(トッテナムコートロード)でセントラルラインに乗り換える。

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実は今年2月初めにパリに来る用事があって、その際にユーロスターでロンドンまで来て大学の場所を下見した。
ところがである。初登校の今日は何を勘違いしたのか、オックスフォードサーカスで降りれば良いところを、そこで何故かまたベーカールーラインに乗り換えて一駅先のRegent Park(リージェントパーク)に着いたのだ。地上に上がって見回してみたが、どちらへ向かって行けば良いのか皆目分からない。ほとんど当てずっぽうに2、3分くらい歩いたところで、これはどう考えてもおかしいと思い、電話で確認することにした。
日本を発つ前に携帯(au)を国際ローミングサービス対応の機種に変えて来たので、早速ICCオフィス(後述)へ電話したところ、マネージャーの深野さんが出られて一駅戻って下さい、ということだったので、直ちにバックする。今朝タフネルパーク駅でワンデートラベルカードというのを買って来たので乗降には1と2のゾーン内であれば制限なし。ちなみに、オックスフォードサーカスもリージェントパークもゾーン1である。

結局約束の9時15分には到着できず9時30分にやっと着いた。何はさておき4~6月のクラス分けのための英語レベルチェックテストを受けなければならないので、EFL(English as a Foreign Language:英語を母国語としない学生のための)プログラム担当マネージャーのオフィスへ急ぐ。

想定外のビザの遅れがなければ先週の金曜日(17日)に4月入学生のためのオリエンテーションがあり、そのときにこのテストを受け、いろんな説明も受けるはずだったのだが、今日は一人だけなのでスタートの感想を抱く余裕もない。レベルはUpper Intermediate(中級の上、即ち上級と中級の中間)に決まり、教室番号と先生の名前を書いた書類をもらい、今からそこへ行けということだった。
授業は毎日朝8時45分から12時00分で、だいたい一度休憩時間が入るとのことで、恐らく今行けば教室に誰もいないと思われるが、皆が戻って来るのを待って、先生に書類を渡すように言われた。

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教室番号を頼りに何とかたどり着いたが、確かに机の上にノートなど物だけ置いてあって人の姿は見えない。手持ち無沙汰に待つことしばし、話声とともに学生達が戻って来た。ホワイトボードに書かれた名前一覧を見ると合計16名のうち6名が日本人だが、その一人が声をかけてくれた。名前をTAKASHIという。さらに先生が入って来られた。そのMARY先生に書類を渡して挨拶すると、特別に遅れた理由を聞かれることもなく授業が始まった。どうやらテキストブックを使ってさまざまな日常生活のシーンに沿った英会話の練習をするようである。当然テキストは持っていないが、隣の席の中国人の生徒が親切に見せてくれた。文章やイラスト、写真を見て英語特有の言い回しを習ったり、自分の考えをクラス全員で、あるいは隣席の生徒と対になって話す、という進め方でまだ自分の英語表現能力が至って限定的であることを思い知らされる。今日は半分(授業の後半)だけだったのであっという間に終わり、ではまた来週、ということになった。

しかし、新入りの学生(私)にいろいろと世話を焼いてくれる生徒がいて、毎日の授業が行われる教室番号や先生の名前等を教えてもらってメモする(これは後日とても役に立った)。常に決まった教室ではなく日替わりで建物と教室が変わるようなので、はるか昔の中学生の頃の移動教室(ベビーブーム世代の人ならわかるかな!)を思い出す。

またTAKASHIから、これからランチに行くので行かない?と誘われ、ついて行くことに・・・。
古い建物だけど、地下に食堂があってカフェテリア方式でランチが供される。一見バイキングみたいだが、料理を自分で取るのではなく、今日のメニューからメインを一品選び、いくつかの付け合わせといっしょに一皿に盛ってもらう対面形式である。トレイに皿を乗せてレジカウンターで支払う。ミネラルウォーターと合わせて4.65ポンドだった(換算すると700円弱かな)。席は丸テーブルが7、8台あり、それぞれに椅子が5、6脚。日本と違って空いたテーブルに一人で座るのではなく、知り合いかそうでないかに関係なく既に誰かが座っているところにやって来て挨拶し、いろいろ話をしながら食べる人がほとんど(社交的!)。こうして最初のランチは同クラスの何人かとともにしたのだが、その後三々五々やってくる(私にとっては)まったく見知らぬ生徒達と皆お互いに挨拶を交わしている。その都度紹介されたものの同クラスの生徒名もまだなのに一人一人覚えられる訳がない。でも多分相手は一度で覚えてくれると思う。なぜって一人だけ年齢が大きく異なるので目立つだろうから。

木曜と金曜は午後の授業がないので、これで帰宅かと思ったらそうではなかった。13時からカルチャークラスがあるので行かないか?と誘われ、これも成り行きで従うことに・・・。
今日は英国の詩についての講義のようで、午前の授業に比べると講師の英語も特徴があって聞き取りにくいし、食後だったこともあって失礼と思いつつ眠気には勝てない。

その後、皆と別れを告げて、ICC(今回利用した日本の留学エージェントで当大学や米国の大学と提携し毎年4月と9月に学生を送り込んでいる)ロンドンオフィスにもう一度立ち寄り、今日の授業の概要やクラスメートと仲良くいけそうだ(まさにWe can work it out!)とマネージャーの深野さんに報告する。ついでにパジャマやスリッパなどの日用品を買いたいのでどこへ行けば良いか尋ねると、近くにジョンルイスというデパートがあるのでそこで見てみれば、と教えられる。

しばらくして他の生徒がやってきたので入れ替わるように辞去し、(日用品の買物は明日にして)リージェントストリートをぶらぶら歩き、ピカデリーサーカス(地下鉄だと一駅隣)にあるジャパンセンターに行ってみた。これまで旅行でロンドンに来ても一度も行ったことはなかった。しかし行ってみると、規模こそ小さいがまったく日本のスーパーみたいなもので何でもそろっているではないか?米、しょう油、日本酒、インスタントラーメンからご飯茶わん、湯のみ、タワシ、おろし金、日本の本や雑誌まで。もちろん値札はポンドだけれど。で、茶わん、レトルトのおかゆ、梅干を買った。何か日本語の無料の情報誌も2、3種類置いてあったのでもらって来た。

ホームステイは朝食込み、夕食なしなので、今日は2月にロンドンに来たときにたまたま通りすがりに入って気に入ったキングスクロス駅の向かい側にある"chop chop"という中華の安食堂に行く。料理の名前はよくわからないが、写真入メニューから番号で注文する形式のため簡単である。辛いけど美味しいヌードル(日本で食べるラーメンより細麺)とミネラル水で本日の夕食とする。5ポンド(750円くらい)。

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無事初日を終え、タフネルパーク駅前のスーパー(英国に多く見られる個人経営の商店)でミネラル水とティッシュペーパーを買って帰る。

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18時30分帰宅。帰るとホストマザーがミルクティーを入れてくれて、それをダイニングキッチンで一緒に飲みながら今日一日のできごとを質問される。これは外国人学生に部屋を貸しているので、英語の習得に少しでも協力しようという気持ちでやっていてくれているようでありがたい。明日は土曜日で休みなので、何か予定しているかと聞かれたので、ポートベロマーケットに行くつもりだと答える。ここから近いところにハムステッドヒースという良い公園があるので行ってみたら、と勧められる。

といったところで、今日は予定終了。明日の買物リストを作り、PCでいくつかメールを送受信した後、シャワーを浴び21時頃寝る。
  1. 2011/04/24(日) 15:44:13|
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2009年4月23日(木) さあ出発の日が来た!

2008年12月から具体的な留学準備を始め、いろいろと慌ただしかったがいよいよ出発の日を迎えた。

当初の予定では今月15日に出発するはずだったのだが、英国ビザ(UK ENTRY CLEARANCEと言う)の発給が遅れたため、せっかく取っていた予約をキャンセルして航空券を買い直すはめになった(格安チケットで変更・返金不可のため)。
とは言っても、もちろん補償等してもらえるわけがない。万一のことを考えて今度は出発日変更可能なチケットを取ったため、合わせるとかなりの予定外出費になってしまった。出発前から大きなハプニングである。

実は今年の初めから入国許可に関する事務作業をアジア各国の分はすべてマニラの英国大使館に集約したためだそうであるが、こんなに影響が出るとは留学エージェントも想定外だった模様。

6時14分京都発のぞみ200号で8時26分東京着、9時00分東京発の成田エクスプレス13号に乗り換える予定・・・であったが、ここでまたハプニング。横須賀線で人身事故発生のため遅延中であり何分遅れで到着するかわからないとのこと!

何でこんなときに限って!とは思うが、確実に成田に到着するためには、ただ待っているよりもさっさと京成線に切り替えた方が良さそうである。躊躇することなく総武線で船橋まで行き、そこで京成の駅を見つけるのに少し迷ったものの何とかスカイライナーに乗り換える。結局成田空港駅に着いたのは10時22分で、当初の成田エクスプレス利用の場合に比べて23分遅れで済んだ。

<コペンハーゲン行きSK984便に乗る>
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しかし、幸いその後は極めて順調で、SASのチェックインカウンターは行列ゼロ。手荷物検査も出国管理(パスポートチェック)も行列ゼロ。こんなに空いていると拍子抜けする。

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搭乗機は定刻通り午前11時40分にボーディングブリッジが切り離され、同54分いよいよ長い旅への離陸。

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飛行は終始順調で昼食を二度食べ終えるとコペンハーゲンに定刻より20分ほど早く到着。ここで2時間の時間待ち後、ロンドン行きに乗り換えてついに18時45分ヒースロー到着。

ヒースロー空港にはこれまで毎年のように来ているが、今回のように約1年間も滞在するために来るのは初めてなので、ちょっと緊張。今回の留学にあたってお世話になったICC(国際交流委員会)京都支部の担当者中西さんから入国管理では決して必要以上のことを言わないようにと助言されていたのであるが、係官からは型通りに滞在期間、滞在先、渡航目的を聞かれたので「会社をリタイアしてロンドンの大学に行くんだ」と少し気負い込んで答えたら、実にフレンドリーな口調で"Congratulations! Good luck!"とあっけなく完了。まずはほっとした。
英国人(米国人も)は退職してから自分の本当の人生が始まるのだ、と考えているとどこかで読んだことがあるが、そういう観点からすれば確かに”おめでとう!”がもっともふさわしいのかも・・・

さて、4月下旬とは言え19時を過ぎるともう薄暗くなり始めて来たので、ほとんど場所の見当も付かないホームステイ先の住所(と名前)だけを頼りに無事に行き着けるかしら?と最後の難関に直面する。到着ロビーの公衆電話から契約確認書に記載してある番号に何度か電話してみるものの全然つながらない。ますます暗くなってくるし、ええい取りあえず行くしかない!と判断してタクシーに乗り込む。

しかし、そこはさすがロンドンタクシー、見せた住所を確認し直ちに「任せておけ!」とばかりに出発。既に暗くなった道路を40分ほど走り、どうやら住宅街に到達。ところがここから意外に手間取った。Carlton Gardensという住所は間違いなくこの辺だが、該当番地がない、ということで何度か進んだかと思ったら逆戻りを繰り返したあげく、ドライバーはついに車を降りて聞き込みを開始した。ほどなく発見したようで車を家の前に付けてくれた。こちらもようやく安心して、85ポンドのメーター料金プラスチップで100ポンドを渡し笑顔で握手。

玄関でホストマザーが出迎えてくれた。年齢は自分と同じか少し上に見える。2階の部屋に案内されるが階段が急なことと荷物(大型スーツケースと手荷物の小型ケース、それにリュック)が重くて足を取られそうになった。ここまで来て階段から落ちてはいけない、注意、注意。
明日の初登校に備え、荷物の整理後シャワーを浴びて23時就寝。ああ、とうとう本当に来た...ん...だ...zzz
  1. 2011/04/23(土) 15:09:47|
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oldstudentinlondon

Author:oldstudentinlondon
高校時代は生物研究クラブ、大学は理学部生物学科、社会人生活は製薬会社と臨床検査会社、という具合にずっと生命科学の世界にどっぷり浸りきっていたのですが、定年退職が近づくにつれて、これまでとはまったく異なる分野のことを少しでも知りたいと考え、英語、英国文化、芸術等について学ぶことを目的にシニア留学に踏み切りました。
結果として期待以上に充実した時間を送ることができました。真っ先に挙げられるのは、これまでおよそ話す機会もなかったような若い世代の友人達と親しくつき合えたこと、そしてこれまでマスコミ等を通じて間接的にしか知り得なかった国々から来た学生達と話すことを通じてそれらの国に対する自分のイメージが大きく変わったこと、です。やはり海外に住んで改めて日本を見直すということは、年齢に関わりなく極めて意味深いものだと実感しました。
なお、記事中の人名は、知人については本人の承諾を得た場合を除いて仮名を用いています。政治家、アーティスト等広く一般に知られている人については原則として実名を用いています。

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